日本で土葬墓地を準備する必要はありません。根拠はコーランに書いてます。





日本で「イスラム教徒のために土葬墓地を整備すべきだ」という主張があります。

しかし、宗教的根拠であるコーラン(4:59・16:91)とイスラム法学の原則を踏まえると、日本が特別に土葬墓地を用意する必要はありません

このページではその理由を、原文・訳・解説・イスラム法の例外規定を含めて整理します。


1. コーラン4:59 ― 「その土地の決まりに従いなさい」

﴿ يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آمَنُوا أَطِيعُوا اللَّهَ وَأَطِيعُوا الرَّسُولَ وَأُولِي الْأَمْرِ مِنكُمْ ﴾

「信仰する者たちよ。アッラーに従い、使徒に従い、そして、あなたがたの中の権威ある者(統治者)に従いなさい。」

【わかりやすい説明】

  • 「今いる土地の法律・制度に従いなさい」という意味です。
  • 国だけでなく、市町村の条例なども「権威ある者」に含まれます。
  • 日本では火葬が制度として定着しているため、従うことはコーランの精神に反しません。

2. コーラン16:91 ― 「結んだ約束を破ってはならない」

﴿ وَأَوْفُوا بِعَهْدِ اللَّهِ إِذَا عَاهَدتُّمْ وَلَا تَنقُضُوا الْأَيْمَانَ بَعْدَ تَوْكِيدِهَا ﴾

「あなたがたが契約を結んだなら、その契約を果たしなさい。誓いを固めたあとで、それを破ってはならない。」

【わかりやすい説明】

  • ここでいう「契約(ʿahd)」は、書類だけでなく、土地・社会・共同体との約束も含みます。
  • 外国に住むと決めた時点で、「その国の法律に従う」という黙示の約束を結んだことになります。
  • 日本の火葬制度を無視して土葬を強く要求する行為は、この「契約」を破ることに相当します。

3. 日本で土葬を特別に求める必要がない理由(宗教的根拠)

  • 4:59 → 「その土地の制度に従え」
  • 16:91 → 「その土地との契約(ルール)を破るな」

この2つを合わせると、日本で「土葬を特別に用意しろ」と主張する宗教的義務は存在しないどころか、むしろコーランの精神と合致しません。

日本には法的な「土葬禁止」はありませんが、火葬が標準であり、多くの自治体では条例で火葬後の埋葬のみ認められています。

この制度に従うことが、信仰者として自然な行動です。


4. 火葬しか選べない国ではどうするか?(イスラム法の例外規定)

イスラム法には、やむを得ない場合に特例を認める仕組みがあります。

  • ダルーラ(ضَرُورَة)= やむを得ない事情
  • ラフサ(رُخْصَة)= 例外的に許可される措置

日本のように火葬が制度上必須の場合、これは「本人・遺族の意思を超えるやむを得ない事情」であり、宗教上の義務を果たせなかった責任は免除されます。

【火葬時に付け加える祈り(意訳)】

「主よ、この国の制度のために、この形で送らざるを得ませんでした。どうか亡き者を慈しみ、あなたのもとで安らかに迎えてください。」

これはコーランではなく、預言者の言行録(ハディース)に基づく「葬礼の祈り(ジャンナーザ)」を、やむを得ない事情に合わせたものです。


5. 司法解剖により埋葬が遅れる場合もイスラム法では認められる

日本では、不審死・外因死などの場合、法医学者の判断で司法解剖・行政解剖・検案が行われます。この間、遺体は数日戻らないことがあります。

これはイスラム教の「24時間以内の埋葬」を満たせません。

しかしイスラム法学では、国家制度による不可避の遅延はすべて「やむを得ない事情(ダルーラ)」として扱われ、宗教的責任は一切問われません。

【祈りの例(意訳)】

「主よ、法の定めによりすぐに埋葬できませんでした。どうか亡き者をお許しになり、やすらかに迎えてください。」


6. コーラン16:91 と「契約違反」についての補足

16:91 の「契約(ʿahd)」には以下が含まれます:

  • 神への約束
  • 人への約束
  • 共同体・社会との約束
  • 滞在国の法制度に従うという黙示の契約

したがって、日本の火葬制度を尊重せず特別扱いを強く求めることは、16:91 の精神に反しうると解釈されます。


7. 岩屋毅議員の主張はコーランの教えと整合しない理由

岩屋毅議員が「イスラム教徒のために土葬墓地を整備すべきだ」という趣旨の発言をしている点について、宗教的にはコーランの教えと矛盾する部分があります。

【理由】

  • 4:59 → 住んでいる土地の制度に従うのが信仰者の義務 → 日本の火葬制度に従うことが自然。
  • 16:91 → 土地・社会との契約を破るな → 特別扱いを強制するのは契約精神に反する。
  • イスラム法学(フィクフ)でも、火葬・司法解剖などは「やむを得ない事情」として完全に免責される。

したがって、「土葬墓地を整備せよ」という政治的主張はコーランの教えと整合しません。


8. English Summary (for international readers)

Qur’an 4:59 commands Muslims to follow the laws and authorities of the land where they reside.

Qur’an 16:91 teaches that living under a country’s protection creates an implicit agreement (ʿahd) to respect its legal and social system. Violating this is against the spirit of the verse.

Therefore, Japan has no Qur’anic obligation to create special soil-burial cemeteries for Muslims. Following Japan’s cremation system is fully acceptable under Islamic law when it is legally mandatory.

Mandatory cremation, autopsy, and delays caused by legal procedures are all treated as cases of necessity (darūra) in Islamic jurisprudence, and no religious burden falls upon the deceased or their family.

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